現状
暑いさなか,作成中のWEBページのHTMLとCSSをあれこれいじってみたが,お手上げである。つたないWEBページの原稿が,ブラウザを使ったテストでは問題がないのに,サーバーを経由すると,CSSの大部分を読み込まない,画像も読み込まない。したがって現時点の,http://matrix-law.com/ は,極めて原始的な,どうしようもない,HTMLを解説した本の1ページそのままのレイアウトである。当面これでもやむを得ないか。
悪いのは,要するに私で,CSSの基本を頭に入れないまま適当にいじって何とかしようとするからこういうことが起きるのである。膨大な時間の無駄とはこういうことを言うのだろうが,しかし私はここまで時間を無駄遣いした以上,転んでもただでは起きたくない。業者に投げるのはいやだ。
分析
IT(デジタル)の世界は面白い。はっきりしているのは,1+1=10であって,それをどこかで11としてしまうと,その限りでは絶対にうまくいかないということだ。お目こぼしをしてくれることはない。だから人間世界の曖昧模糊とした現象とは違って爽快だ。
一方,人間世界は,少なくても1+1=10のような原則では,理解することは出来ない。複雑系の科学,べき乗則というようなことが注目されているが,それは現時点では,1+1=10の明快さとはおよそレベルが違うと言うしかない。
「そんなことはない。ITも,理由は分からないが,適当にやってうまくいくこともある。」と言う人も多いだろう。それもまさにそのとおりであるが,それは多くの1+1=11が集まって,予期せず「うまくいく」結果を生じるということであろう。それは「適当」ではなく,必然である。それを解析する人間にその必然性が分からないだけである。そして「適当にやってうまくいく」ということは,厳格にやってもうまくいかないことも多いということだ。なぜならプログラミングをするのは人間であり,われわれは当面,誰かが考えてくれたプログラミングを基にするしかないから,そこが既に1+1=11となっているとお手上げである。ブラウザのプログラミングにはバグが多く,CSSは未だ充分には洗練されていない。この世界では,私が悪い現象が大部分であるが,もととなるCSSやブラウザが問題なことも多い。
あれ,いつの間にか責任転嫁?これぐらいのストレス発散をしなければやってられない。
反省
この夏は,痛風とWEBに振り回され,生産性,創造性とは無縁であった。
馬を見よ炎暑の馬の影を見よ 柿本多映
コメント
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