私は毎月かなりの量の本を買う。法律関係書よりも,論理,言語や科学関係の本の方が多いだろう。経済,社会関係の本も買うが,最近,その内容を信用しなくなってしまった。
もちろん買うときは読むつもりなのだが,読む前に次の本を買うから,結果,積ん読本になってしまうものも多い。ただ本はざっと眺めるだけでも,その世界に浸れるから,積ん読本も悪くはない。
問題は,買ったことを忘れてしまうことだ。2回買ってしまったというのは笑い話だが,3回買ってしまうと悲劇に近い。
もっと問題がある。積ん読本はそもそもその本との関わりが薄いから悲喜劇で済むが,読んだ本さえ忘れるということはどうだろうか。これはその本と過ごした時間を喪失するということだ。つまり一種の世界崩壊だ。
最近よく思うのだが,本に限らず,私の記憶にないことは少なくても私にとっては存在しない。私が敬愛する唯識派の論者たちはひょっとしてそんなところも多少あって,唯識という壮大な理論の伽藍を組み立てたのかも知れない。
ということでサイドバーに積ん読本を再開した。
もちろん,本の内容に踏み込んだ紹介(書評)もそのうち始まる(はずだ。)。
遅くても正月までには!!
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